理事長ごあいさつ

 

理事長ごあいさつ

 皆様、はじめまして。

 この度、名取病院理事長職を拝命致しました、西原 文現と申します。私は、大学を卒業後、当時は当たり前のように行われていた、「専門科目を決めて大学医局に属して大学病院で研修を行う」、というルートを取らず、私自身思う所がありましたので、当時は珍しかったスーパーローテート方式を採用していた徳洲会を入職先に選びました。 徳洲会グループの中で二番目に古い野崎病院(現 野崎徳洲会病院)で、二年間の初期研修を行いました。この二年間で、内科、外科、麻酔科、救急、在宅診療の基礎を学んだ後、主に救急及び老人医療を中心に複数の病院で従事してきました。

 昨今、少子高齢化に伴い、医療、保健、福祉を取巻く環境は多様化しております。このような時代に応じた医療を提供する事が、医療機関には求められております。医師として働く間、「自分にとって出来る事は何か。」という問いを、絶えず自問自答してきました。そんなある日、ある文章に出会いました。

「判断に迷ったら、より多くの人間に貢献出来る方を選べばいい。自分よりも仲間達、仲間達よりも社会全体。この判断基準で大きく間違う事は、まず無いだろう。」

 これは、アルフレッド・アドラーという、オーストリア出身の精神科医の言葉です。「嫌われる勇気」というタイトルの本がベストセラーになりましたので、御存知の方もおられるかもしれません。

 この文章を見た時、「これだ。」、と思いました。世の中は常に、あらゆる事象は変化しますが、変わらない真理もある筈です。この言葉は、そういう真理の一つである、と、私は確信しております。以来、この言葉の、「より多くの人間に貢献出来る方」、を第一の判断基準として、医師として活動してまいりました。

 地域の皆様の医療のために、不惜身命に取り組む所存です。今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

理事長 西原 文現